ハーモニーフォージャパンについて

我々は東日本大震災で被災された地域の合唱活動に特化して、復興支援を進める社団法人です。
我々合唱を愛する者達が、合唱王国東北のことを思わぬ日は一日たりともありません。
「歌う」という環境を無くしてしまった被災地の想い・現状をいち早く把握し、求める声に可能な限り速い対応をしたいと立ち上がりました。
支援される側はもちろんの事、支援する側もこの活動を通して元気を取り戻したいという想いがそこにはあります。
なぜ社団法人なのか・・・というと、東北の現状が場所により必要とされている支援の種類が相当に違うということ、しかしながら合唱人個々の支援ではピンポイントに支援をすることは難しく、特に文化の復興支援となると、日本赤十字などの大手支援組織の活動の邪魔にならぬよう、又大手がなかなか着手しがたいものにいち早く対応出来るよう、そして活動及びお金の流れの透明性を実現する為にも法人設立を選びました。
世界に向けて発信し、認められて来た日本の合唱文化が一日でも早く以前の元気を取り戻すよう、私どもの活動に末永いご支援をお願い申し上げます。
尚この社団法人は、この震災復興に一応の目処がついたと世間一般が確信するに至った時点で解散する予定でおります。一年でも、一日でも早く我々の社団法人が解散の良き日を迎えることが出来るよう祈り願うものです。

【ハーモニー フォー ジャパン 発起人】 
合唱指揮者 伊東恵司 ・ 合唱指揮者 辻 秀幸 ・ ㈱パナムジカ 代表取締役 吉田健太郎

ご挨拶

2011年3月11日に発生した東日本大震災は我が国に未曾有の甚大な被害と悲しみをもたらしました。
亡くなった多くの命の冥福を祈るとともに、今なお生活基盤を築くことの出来ない被災地が一日も早く復興し、日本中に笑顔の戻る日が来ることを日々祈っております。
この災害に直面し、私たちは「歌」や「歌うこと」「歌の力」について、改めて問いかけられ、向き合わされたようにも思います。
私たちは、当初被害の大きさを見るにつけ、「歌には出来ないことがたくさんある」ことを思い知らされました。自分たちの存在の小ささや、無力を思い知らされることにもなりました。しかしながら、少し時が経つと、逆に、歌声が人々の心を癒し、励まし、勇気付ける力を持っていることもたくさん確認することが出来ました。
演奏することによって、私たちは生命の恩恵に感謝し、願い祈る気持ちを強く持つことが出来ます。
仲間と歌い、仲間の歌を聴き、仲間のために歌うことによって私たちは連帯と想像力とを取り戻すことが出来ます。
「歌そのものの存在意義」の確認に繋がること、「歌に出来ること」もあるのだということにも気付きました。
東北地方は特に若い人たちの合唱が盛んな地でもありますが、一日も早く被災された地域に若々しい歌声が戻ることを願いながら、合唱に関わる仲間で様々な取り組みが出来ればとも考えております。
全ての合唱シーンが「愛と感謝」「強い意志とメッセージ」に満ちた場になりますように…。

本プロジェクトを基盤とした息の長いチャリティ企画に知恵を絞っていけたらと思っています。

合唱指揮者 伊東恵司(いとうけいし)

2011年3月、我々は19~21日に福島で開催される「コーラス・アンサンブル」の準備に追われていました。
例年通り、出店する楽譜やCDの選別と、お会いするお客様からのオーダーの準備などです。
そしてあの震災が起こりました。
地震と津波と原発事故。まるで何かが日本を潰しにかかっているような、そんな酷く腹立たしいまでの出来事です。
当然福島でのイベントは中止。日本中が元気を無くし、大自然の前での自分の非力に打ちのめされる日々が始まりました。それでもその頃の私は、合唱王国東北に、早く「歌声」を取り戻さないと・・という思いでいっぱいでした。
そんなある日、東北3県の合唱関係者が福島で集まり、現状を報告しあうという会が計画され、私の所へも情報が舞い込みました。
「とにかく行こう・・・」そう思いました。長岡京市市長のご協力で得た水と飲みのもをトラックいっぱいにして、とりあえず福島を目指しました。
そこで見聞きしたものは言葉には出来ません。
「文化どころではない・・・」それが真っ先に感じた想いです。「生きてゆく」ということすらままならない時に、文化や音楽を語ることなど・・・
京都へ戻った私は、驚くほど打ちのめされ、何も出来なくなっていました。
実は頭の中には、こうして合唱文化の復興が実現したというシュミレーションのようなものがありました。でもそこに向かって動くエネルギーが無い・・・
やがて、ヨーロッパの出版社らからのエールや、合唱関係者の「何かで立ち上がろう」という声が聞こえて来ました。そろそろ自分も立ち上がらなくては・・・合唱を愛する方々に支えられて来た会社を主催する身として、必ず役立つ方法があるはず・・・
それが「Harmony for JAPAN」の設立となりました。

あの日から7ヶ月。いよいよ文化の復興にも着手する時です。
東北に「歌声」を取り戻し、世界で認められて来た日本の合唱文化が一日でも早く以前の元気を取り戻すよう、息長く支援をして行きたいと思います。

㈱パナムジカ
代表取締役 吉田健太郎